
ケロイドとは、傷が治る過程で何らかの異常が発生し、傷が元の範囲を超えて広がってしまうことを指します。
例えば、外科手術の痕やちょっとした虫刺され、ニキビがだんだんと硬くなっていき、赤く盛り上がってしまい、周囲の正常皮膚まで巻き込んで傷を広げていきます。
患者さんによっては強い痒みに四六時中悩まされたり、傷に触れた時の痛みを伴う場合があります。
体質が原因ではないかという説も叫ばれてはいますが、症状を引き起こす正確な要因は未だに明らかになっていません。
しかし、このように悩みの原因となるケロイドはレーザー治療で治すことができます。
目立つ傷を治すということで、外科的な手術を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、前述したように傷がさらに広がってしまう可能性がある手術よりも、レーザー治療の方がメリットがあります。
例えば、レーザー1回の照射で症状部分が柔らかく平らになったり、小さくなる、痒みが減るなどの効果が認められています。
治療の進展には個人差がありますが、平均的には1から3ヵ月おきに3回から複数回行い、治療期間は合計で3ヵ月〜1年、2年となっています。
ケロイドは適切に取り扱っていても、急激に症状が強くなる時期があったり無症状の時期があったりと不安定なサイクルになりがちなので、根気強く長い目で治療を行うことが必要となります。
治療には色素レーザーを使用しており、料金は1cmから税込13,200円です。